受け継がれる金継ぎ

漆での修復は、縄文土器にもみられ、室町時代から続く金継ぎの技法は今まで受け継がれてきました。
現代では芸術的価値も見いだされ、高価なものだけてなく、お子様が作ったものや、大切な日の記念品、大切な人からのプレゼントなど、皆さまのかけがえのない思い出と、受け継がれてきた技法をずっと残していきたいという気持ちで金継ぎをしています。

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仕上がりまで

仕上がりまで約3ヶ月かかります。その理由としましては、接着してからしっかり固まるまで2週間ほど置く必要があることと、工程数が多く下地ひとつみても、下地をつけて研いでまた下地をつけてと、より滑らかに綺麗に仕上げるために何度も重ねているためです。塗りも塗っては研いでの繰り返しです。漆は固まるのに時間がかかり、1日1工程丁寧にこなしています。そうして仕上がったものを、また末永く使っていただけたら幸いです。

金継ぎ体験教室について

全3回 金継ぎ教室

本漆を使用し全3回の金継ぎ体験で、欠けてしまったり、割れてしまった器を自分の手で蘇らせることができます。※ご自身の器を修理していただけます。工程数が多く通常でも仕上げまで3ヶ月かかる金継ぎ。教室に通うとなると10回ほど通っていただく必要があるのですが、今回の全3回の体験コースでは金継ぎの主な3つの工程をピックアップして体験していただき、間の作業は職人が行います。初めての方や、短時間で伝統に触れてみたいという方向けになっております。

蒔絵師が教える金継ぎ

金継ぎは元々、蒔絵師が仕事の一環として行っていた業務になります。この全3回の金継ぎ体験では、その蒔絵師が丁寧に本物の金継ぎを教えます。
金継ぎのブームにより、簡易金継ぎなどの金継ぎとは言えないものも増えてきていますが、私たちは伝統的で本格的なものお伝えしたいと思い、この体験教室を行なっています。

金継ぎのデザイン性

金以外にも銀や漆塗り仕上げの黒、朱、白など壊れてしまったもののデザインに合わせてお選びいただけます。

金継ぎ 注意事項

  • 水の付け置きはお避けください。
  • 洗う際は、柔らかいスポンジをご使用ください。
  • 電子レンジのご使用はできません。
  • 食洗機のご使用はお避けください。

金額の目安

見本の写真は目安です。金の値段によって変動します。また、欠け、ひび、割れの状態によって変わるので、実際に見て見積りします。遠方からのご依頼の場合は写真で大体の見積もりをしています。仕上がった品は、こちらまでお越しいただくか、発送の場合は送料はお客様でご負担いただいています。
※写真は税別価格です。

金継ぎ作業動画

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